アリの行列

私が少年時代の頃は、コンクリートで舗装された土地はまだ少なく、土がむき出しになった場所で暮らしていました。夏になると自宅の庭先で、昆虫の死骸に群がるアリや、ミミズが土から元気よく這い出てくる光景をよく目にしたものです。
大人になってから大都市近郊の住宅団地に暮らしていると、夏に生き物を目にすることも減ってしまい、寂しさを覚えます。
ところで、最近、台所で料理を作っていると、目の前に突き出たステンレス製の棚の上をアリが歩いているのをよく見かけます。
はじめは、夏だからしかたないな~、くらいに軽く考えていました。しかし、それが毎日続くのです。
そういえば、うちの母が「黒くて小さな虫がいるのよね~」と言っていたのを思い起こします。
そして、昨日のことです。
その日は、久しぶりにラーメンを作り家族みんなで食べました。具材にはタケノコやキクラゲなどいれたので家族は大喜びでした。
そして、少し休憩してから片付けに入ったのです。
皿をまとめて、ゴミをひとまとめにして勝手口の土間に置いてある生ゴミ置き場へ行きました。
すると、そのゴミの入った袋にアリが列を作って群がっているではありませんか。よく見ると、土間の隅のほうに隙間が空いていて、そこからアリが湧いて出てきます。どおりでアリが多いわけです。
それから、我が家は大騒ぎでした。
私はその穴に厚手の紙を押し込み、そして、アリの通り道に防虫剤を置きました。それで、ひとまず一件落着です。
だけど、アリは本当にしつこいですからね~。
外で眺めるぶんには良いのですが、家の中に侵入されては大問題です。
これからいろいろと対策を考えようと思います。